JSCF NPO法人 日本せきずい基金

クリストファー・リーブより
日本せきずい基金への「ビデオメッセージ」

  こんにちは、私はクリストファー・リーブです。
1995年の馬術大会で、せきずいを損傷しました。
せきずいのケガは、本人のみならず、家族や友人たちに
影響を与えます。 経済的、精神的負担は甚大です。

  日米合わせて30万人以上のせきずい損傷者がいます。
ケガの原因の多くは交通事故、スポーツ事故で、彼らの多くは
若い働き盛りの男性です。

  せきずい損傷にかかる経費は膨大で、1年目の平均支出は
19万8000ドルで、生涯経費は135万ドルにも達します。
したがって、ケガの防止、効果的な治療及び治癒に投資する
ことは、より経済的であることは、明らかです。

  日本のせきずい損傷の皆さんや家族の方々に、「決してあきらめないで下さい」と申し上げたい。傷付いたせきずいの再生が可能であると分ったいま、あなたが研究の援助に何ができるか、を考えて下さい。もはや、せきずいの再生は夢ではありません。

  「クリストファー・リーブまひ基金」は、170万ドル以上の資金を、まひの治癒や研究プロジェクトに拠出してきました。

  数年前まで、一度損傷を受けたせきずいは、決して治らないと思われてきましたが、今日、これは間違った考えであると証明されました。我々の基金は、わが国の多くの州で、せきずい研究に関する信託基金の設立を支援してきました。交通違反金の一部を、米国じゅうの研究計画を支援するために向けるよう、努力しています。

  1999年、スイスのシュワブ博士は、哺乳類の損傷したせきずいの中に、神経の成長を阻む蛋白質を2種類発見しました。この画期的な発見までは、せきずい神経を再生できないのは、神経成長因子が欠けているためと、考えられていました。

  博士は、IN−1と呼ばれる抗体を使い、神経の再生を阻む蛋白質を抑制し、哺乳類の損傷したせきずいの再生に成功しました。

  充分な資金があれば、博士の手法を人体に応用することは、近い将来に可能です。もう、手の届く距離にあるのです。
 
  効率的な治療やせきずいの治癒の支援に力を貸して下さい。本当に価値のある支援です。今後とも私たちは、日本せきずい基金との関係を密に保ち、同じ目的の達成に向かって、努力することを約束します。

   ありがとうございました。


                     (訳者 広瀬民雄)




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